英語⇄イタリア語の音声翻訳:ひとことの場合と、会話の場合
英語からイタリア語、またはイタリア語から英語への音声翻訳を探すとき、同じ検索の裏には2つのまったく異なる場面があり、それぞれに適したツールは違います。
ひとこと:ロンドンで道を尋ねる、空港のアナウンスを聞き取る、受付で一度やり取りする、といった場面です。スマートフォンの音声翻訳アプリならどれでも十分こなせます。話すと再生され、それで完了です。それ以上の投資は不要です。
会話:英語圏のクライアントとの通話、採用面接、国際チームとのミーティング、オンライン授業などです。これは仕事で最もよく使われる言語ペアであり、まさにスマートフォンアプリ方式が行き詰まる場面です。この方式は中継だからです。自分が話すと翻訳されて再生され、次に相手が同じ端末に向かって答えると、今度は逆方向に中継されます。2人で端末を回し合うだけなら、なんとかなります。しかし本物の会議では無理です。
会話では、なぜ「音声翻訳」の動作が変わるのか
スマートフォンアプリ方式もイヤホン方式も、前提は同じです。2人が、1台の端末または1組のイヤホンで、交互に話すというものです。英語⇄イタリア語でも、旅行者と地元の人との間ならこれで問題ありません。しかし、やり取りが会議になった途端に破綻します。
- 3人以上になると、つまり通話に英語話者の同僚が複数いて、こちらにはあなたとイタリア語話者の同僚がいる場合、回せる端末が1台にまとまりません。
- 全員が話し、割り込み、考えながら発言する場面では、中継のたびに発言ごとに間が入り、会話の流れが止まります。
- 共有のハードウェアがありません。ZoomやTeamsの通話にイヤホンを手渡すことはできません。
会話に必要なのは、翻訳が個人のスマートフォンの機能ではなく、通話そのものの性質になっていることです。英語話者にはあなたの声が英語で、あなたには相手の声がイタリア語で、同時にライブで届きます。それがライブ会議翻訳であり、仕組みの異なるアーキテクチャです。詳しくは 音声翻訳:ライブの会話を実際に翻訳するのは何か をご覧ください。